• 津曲茂久(獣医学博士)

国内外のペット流通事情の違い 

最終更新: 2月14日

アメリカにおける犬の入手先は専門ブリーダー(34%)、シェルター(日本の動物保護管理事務所に該当)(23%)、友人(20%)、野良(6%)の順ですが、猫の入手先はシェルター(31%)、友人(28%)、野良(27%)、ブリーダー(3%)であり、犬と猫とでは入手先が大分異なります。


 我が国における犬の入手先はペットオークション(市場)を通したペットショップもしくは繁殖も手がけるペットショップからの入手が過半数を占めています。従って、国内においてはアメリカで多い専門ブリーダー、シェルター、友人からの入手の割合はかなり少ないのが現状です。上述したアメリカにおける専門ブリーダーと我が国のペートークションブリーダーとは一線を画す必要があります。


 アメリカの多くの専門ブリーダーは獣医師の指導を受けながら毛色、品種特性、遺伝病など高度な繁殖理念に基づいて交配を実施していますが、我が国のペットオークションブリーダーは獣医師の指導を受けることは稀であり、マーケットのニーズに応じて沢山の犬猫を短期間に供給するために、どうしても虐待繁殖の起こりやすい背景を持っています。国内の人気犬種や猫種はテレビコマーシャルに左右されることが多く、これも虐待繁殖を促進する要因となっています。ペットショップからのペット入手で問題とされてきたのは、犬猫の社会化時期が終わる前に競りに出され、飼い主に渡されることです。


 従来のペットオークションでの競り出荷時期は生後40~44日が59%と最も多く、45~55日が32%でしたが、今年の改正動物愛護法では欧米と同じ56日(8週)以降に決められましたので、この点では欧米並みに近づくものと思われます。


#ペットショップ #ブリーダー #獣医師 

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