• 津曲茂久(獣医学博士)

近親交配と遺伝病

最終更新: 2月14日

近交係数とは、ある個体の持つ2つの相同遺伝子が共通祖先を持っている同じ遺伝子に由来するホモの確率のことです。近交係数が高くなると、虚弱体質(体の萎縮、内臓欠陥など)、繁殖能力の減退(片睾丸、不妊症など)、奇形(多指症、骨軟症、腹部破裂など)が高くなるとされており、当然、優性遺伝病や劣性遺伝病も多くなります。パキスタンでは従兄弟(従姉妹)婚が伝統的に50%あるとされており、遺伝性疾患の発生率は従兄弟婚以外と比較すると13倍高いとされております。


 ブルドッグはアメリカで4番目に人気の高い犬種ですが、多くの人が気づいているように呼吸器疾患、発熱、皮膚疾患が多いとされています。北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす健康な個体のグループと、大学の動物病院に入院中のさまざまな疾患をもつグループを対象に合計139匹のブルドッグからDNAを採取、解析された報告があります。それによりますと、ブルドッグのゲノムのなかに犬の免疫系を制御する領域に、やっかいな多様性の欠如が見つかったそうです。


 要するに健康な犬と疾患をもつ犬との間にゲノムの違いは見られなかったという驚くべき結果であり、ブルドッグは遺伝的類似性が高い犬種であることが確認されました。


#ブルドッグ 



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